台湾のクリプト政治家 Jason Hsuが政治的視点から見るブロックチェーン業界

台湾のクリプト政治家 Jason Hsuが政治的視点から見るブロックチェーン業界

Tsuyoshi Kaji / 編集長
Tsuyoshi Kaji / 編集長
2018/09/01

アジアの政治におけるブロックチェーンをリードするJason Hsuが業界をどう見ているのか、台湾をどのようにブロックチェーン国家にしていくか、Forbesでのインタービューをわかりやすく要約します。

Jason Hsuのプロフィール:

台湾の政治家で、Vitalik Buterinに「クリプト政治家」と言われている。台湾をブロックチェーン国家にすることを目標に掲げ、政治とテクノロジーを繋げる活動をしている。これまで、自動車の無人運転、サイバーセキュリティ、デジタル経済法に関わり、現在はブロックチェーンに関する法律の制定を目指している。

質問

  1. 現在取り組んでいるブロックチェーンに関する法律
  2. 作ろうとしているガイドラインの概要
  3. イノベーションを引き起こすのに重要なことは?
  4. どのように台湾をブロックチェーン国家にするか
  5. ハッシュパワーの寡占に対するソリューションは?
  6. ICOに関して思うこと。
  7. ICOの可能性。
  8. セキュリティトークンに関して思うこと。
  9. セキュリティトークンの台頭とICOの終焉はあるか?
  10. Bitcoinの未来は?
  11. Vitalikとの関係。

 

1. 現在取り組んでいるブロックチェーンに関する法律

  • ブロックチェーン業界をサポートする政治同盟を結成。
  • 自主規制組織 (Self-regulatory organizations, SRO) を結成。
  • SROで取引所規制、税制のガイドラインを作成中。
  • ガイドラインはアジアの国々 (台湾、日本、韓国、シンガポール、香港) でのコンセンサスにする。
  • ガイドライン作成のため、11月にアジア諸国のSROでサミットを開く。
  • 考案中の政策へのサポートの証として「One Crypto World」トークンを配布しており、ソウル市長やVitalikが受け取っている。

 

2. 作ろうとしているガイドラインの概要

  • ガイドラインはどのように自主規制するかの方針とする。
  • 方針は規制の遵守、情報の透明性、監視、経営リスク管理、マーケット、流動性と信用リスクなどを含む。
  • 例)ICO取引所に上場させる際は投資家のバックグラウンドを公開しなければならない。
  • 例)取引所はカスタマーの資産と複数の認証プロセスによってオンボーディングデューデリジェンス調査を行う。
  • 例)取引所は十分に流動制のある純資産を保有しないといけない。
  • 厳しいKYC (know your customer)とマネーロンダリング対策。
  • SROではスキャムを投票で決定し、P2Pで、定期的に見直す予定。

 

3. イノベーションを引き起こすための重要なファクターは?

  • オープンマインドな規制観を持つ。
  • テクノロジーと同速度でレギュレーターが成長する。
  • 日常的なユースケースが必要。
  • 政府はどうすれば技術が生活の一部になるかを考える必要がある。
  • 新興国にどうやってテクノロジーをもたらすかを考える。
  • 学校のカリキュラムレベルでの教育、消費者レベルや起業家レベルでの教育が必要。
  • 技術を浸透させるために教育で誤解を解き、リテラシーをあげる。

 

4. どのように台湾をブロックチェーン国家にするか?

 

5. ハッシュパワーとマイニングの独占問題に対するソリューションは?

  • 分散マイニングというソリューションに取り組んでいる。
  • ICチップと半導体を生かし効率の良いマイニングチップを開発するプロジェクトをやりたい。
  • このプロジェクトはクラウドファンディングで、誰でも参加して欲しい。
  • 少数の企業が寡占するのでなく、一般の人にもマイニングしてエコシステムに参加して欲しい。

 

6. ICOに関してどう思うか。

  • ICOに関してクリプト業界は軌道修正が必要。
  • プロジェクトの実行より通貨の価格にフォーカスしている点など。
  • ICOの情報公開のフレームワークを考え直す必要がある。
  • ICOをするとプロジェクト自体より、ICOに注目が集まる。
  • 実用的なユースケースに基づいて、ICOにあまりフォーカスしないプロジェクトがあればいいと思う。
  • 悲惨な地域の社会的経済的な発展に寄与するICOがあればいいと思う。
  • ICOはもっと厳選されなければならない。

 

7. どんなICOに可能性があると思うか。

  • ICOのポテンシャルは個人的には信じている。
  • 国家間のデジタル経済政策ができればいいと思う。
  • 最先端技術から実際のユースケースにどうやって持って行くかが今後5年の課題。
  • 一般庶民がブロックチェーンに触れられるように政府はクリプトやブロックチェーンの日常利用を許可したほうがいい。

 

8. セキュリティトークンに関してどう思うか。

  • 2017年はブルマーケット、2018年はベアマーケットになると思う。
  • 2019年はセキュリティトークンの年だとおもう。
  • 各国がセキュリティトークンに対してどんな規制をするか注意を払わなければならない。
  • アルゼンチンのG20サミットでセキュリティトークンの定義がなされると思う。
  • 投資家はセキュリティトークンに興味を持っている。
  • 銀行と証券取引法と掛け合わせた形で定義されると思う。
  • セキュリティトークン規制のガイドラインは日本がやることになる。
  • セキュリティトークンとしての不動産はトレンドになりつつある。

 

9. セキュリティトークンの台頭とICOの終焉はあるか?

  • 本当に価値のあるICOだけ残ればいい。
  • 投資家と規制者が望めば、セキュリティトークンの台頭はある。

 

10. Bitcoinの未来は?

 

11. Vitalikとの出会い

  • 2017年の3月中国がICOを禁止した時に出会った。
  • 台湾の首相とヒアリングを行っていて、ヴィタリックにサポートをお願いした。
  • 業界に関しての考えをシェアしてもらい、パーソナルアドバイザーのような存在。
  • ブロックチェーン界隈で理想をいまだにきちんと追い求めている数少ない人の一人だと思う。


参考

https://www.forbes.com/sites/rachelwolfson/2018/08/29/crypto-congressman-jason-hsu-on-taiwan-becoming-a-blockchain-island-and-crypto-nation/#76b0c83a49b7

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